グローバルキャリア

留学の先に、世界に関わる将来を。

世界に関わる仕事には、どんな役割があるのか。
そこで必要になる経験を、大学の学び、交換留学、最初の仕事から考えてみませんか。

地球を囲み、都市やエネルギー事業について考える人々の線画

知る → 試す → 専門性を育てる

WORK / 世界との関わり方

どこで働くか。その前に、
何を担うかを知る。

世界に関わる働き方には、海外赴任や、日本から海外の企業・チームと働く方法があります。まずは仕事の役割から見てみましょう。

01 / FINANCE

お金の面から、事業を動かす

事業の採算やリスクを調べ、資金を出せる条件を考える。開発金融、プロジェクトファイナンス、海外投資などに関わる役割です。

考える問い:その事業に、なぜ資金を出せるのか。

02 / BUSINESS

事業をつくり、現地で育てる

商品・技術・サービスを、別の国の市場でどう届けるか。商社やメーカー、エネルギー企業などの事業開発・運営という見方があります。

考える問い:誰の、どんな困りごとに応えるのか。

03 / POLICY & DEVELOPMENT

制度と現場をつなぎ、課題に取り組む

政策や制度を調べ、政府・企業・地域の関係者と調整する。国際機関、開発協力、調査・コンサルティングなどに関わる役割です。

考える問い:事業が続くために、何を変える必要があるか。

04 / SPECIALIST

専門性で、チームを支える

技術、環境・社会配慮、データ、法務、会計などの知識を使う。専門分野を深めながら、海外の案件やチームに関わる道もあります。

考える問い:自分は、何について判断を任されたいか。

これは仕事を調べるための、編集部による分け方です。一つの組織にも複数の役割があり、同じ職名でも業務は異なります。組織名だけで決めず、実際の仕事まで見ていきます。

CAREER / 経験のつなぎ方

目標から、次の経験を考える。

最初から一つの組織に絞らなくても大丈夫です。将来やってみたい仕事と、その前に身につけたい力を並べると、次の選択が具体的になります。

金融の専門性を育てる

  1. 大学で試す会計・ファイナンスを学び、一つの事業の収支を考えてみる。
  2. 最初の仕事で見る融資審査、財務分析、案件の実行・管理を、どこまで担当できるか。
  3. その先に考える海外の投融資や開発金融など、関心のある分野の募集要件と経験を照らす。

事業を動かす経験を育てる

  1. 大学で試す現地の顧客・商品・制度を調べ、仮説を人に聞いて確かめる。
  2. 最初の仕事で見る顧客対応、事業の数字、取引先との調整に、どのように関われるか。
  3. その先に考える海外の事業開発・運営や、特定の産業の専門性を深める選択肢を探す。

政策・技術の専門性を育てる

  1. 大学で試す一つの社会課題を選び、データや文献から調査・発表する。
  2. 最初の仕事で見る調査、設計、政策や現場の実務で、専門知識をどう使えるか。
  3. その先に考える実務と大学院などの学びを組み合わせ、国際的な案件で担いたい役割を考える。

上の例は進路を考えるための提案で、特定の組織への転職や採用を保証するものではありません。必要な学位・経験・言語は職務ごとに異なります。募集票と実際に働く人の話を合わせて確かめましょう。

FIRST JOB / 新卒の選び方

会社名に加えて、
最初の仕事の中身を比べる。

「海外に強い会社」でも、自分の配属や業務は別の話です。説明会やOB・OG訪問では、次の四つを具体的に聞いてみてください。

01 どの業務を担当する?

最初の数年で、分析・顧客対応・案件の実行など、何を自分で担当するのか。一日の仕事や、作る資料の例まで聞いてみます。

02 配属はどう決まる?

希望部署への配属方法、異動の仕組み、海外案件に関わる時期を確かめます。会社全体の実績と、自分の配属可能性を分けて考えます。

03 何が専門性として残る?

担当した案件、使った技術、判断した内容を、次の仕事で説明できそうか。英語を使う機会に加えて、英語で何をするかまで見ます。

04 続けられる環境か?

勤務地、働く時間、学び直し、生活上の条件も比べます。将来の目標に加え、その仕事自体に興味を持てるかを大切にします。

自己理解、選考準備、留学と就活の日程調整は「本質就活」へ。

就活の準備を整理する

STUDENT / いま試せること

大学と留学を、
仕事への関心を試す時間に。

留学経験そのものより、何を学び、誰と協力し、どう考えたか。まずは小さく試し、興味が変わったことも記録しておきましょう。

  1. 01 仕事を一つ選び、募集票を読む興味のある組織の公式採用ページで、仕事内容と応募条件を別々に書き出します。今すぐ応募できなくても、学びたいことを探す材料になります。
  2. 02 関係する授業や活動を一つ選ぶ経済・会計、公共政策、環境、データなど、関心に合う分野へ。留学先は、大学名、履修できる授業、参加条件を踏まえて考えます。
  3. 03 考えたことを、形に残す調査メモ、分析、発表資料などを残します。自分の担当、判断の理由、結果、次に変えたい点まで書くと、後で経験を説明しやすくなります。

迷ったときに。

まだやりたい仕事が決まっていません。

一つの組織に決める必要はありません。まずは「資金を考える」「事業を動かす」「政策や技術で支える」のどこに興味が向くかを、授業や実際の仕事の話から試してみましょう。合わないと分かることも、次を選ぶ材料になります。

交換留学に行けば、海外に関わる仕事に就けますか?

留学だけで採用や海外配属が決まるわけではありません。仕事に必要な知識・経験・言語を確かめたうえで、留学で何を学ぶかを考えます。予算や学業の条件によって、国内の授業、研究、インターンなどから経験を積む選択もあります。

国際機関だけを目指すページですか?

事業会社、金融、専門職なども含めて考えます。長期的に世界に関わる仕事を目指しながら、最初の仕事で何を学びたいか、自分が続けられる働き方は何かを一緒に見ていくページです。

留学で試したいことが見つかったら、授業・行き先・予算も具体的に。

留学先大学を調べる

「グローバルキャリア」は、大学間交換留学の教科書のキャリア特集です。
大学での学びから、世界に関わる仕事まで。一つずつ選択肢を広げていきます。