【大学間交換留学の教科書編集部】
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全国の旧帝大で交換留学や海外大学院留学を経験したメンバーが、自分たちの経験と公式情報をもとに運営しています。
迷ったら、私はTrip.comから探すのをすすめます。
宿が部屋を用意できないときの客室保証があり、航空券とまとめれば条件付きで取消保証も使えるからです。
ただ、Booking.comとTrip.comのどちらかがいつも安い、ということはありません。
最後は同じ宿・同じ部屋・同じ条件で、決済直前の総額を両方で見て決めるのがいちばん確実です。
先に見る方の目安は次のとおりです。
・日程がまだ動く → 両社の無料キャンセルプラン(取消期限と支払時期を比べる)
・Booking.comのGenius特典が付く → Booking.com
・Trip.comの会員価格やTrip Coinsを使える → Trip.com
・航空券とホテルをまとめて取る → Trip.com(航空便の変更と連動したホテル取消保証がある)
・初めて使う → 両社とホテル公式
「ヨーロッパならBooking.com、アジアならTrip.com」と地域で決める必要はありません。
この記事では、交換留学中の週末旅行を想定して、比べ方と、価格以外で差が出るところを説明します。
1. 料金の比べ方
私はどちらも使ってきましたが、一概にどちらがいいとは言えませんでした。
宿だけを探すときは、使い慣れた方で候補を絞り、予約前にもう一方とホテル公式サイトも開いて比べています。
最後に比べるのは、その日の、その部屋の、その料金プランです。
Booking.comで同じ部屋の条件を見る
Trip.comで同じ部屋の条件を見る
比べる金額は最初に見える値段ではなく決済直前の総額です。
実際の負担は次のように考えると整理できます。
実質負担 = 宿泊代+税・現地徴収費+必要な食事代+為替・カード手数料-今すぐ使える割引
正直、将来使えるポイントは現金と同じではありません。
次の旅行をしなければ使えず、対象外の予約もあるからです。
値引きとポイントを足して「合計○%お得」と考えないほうが安全です。
a. そろえる7つの条件
- 宿泊日・人数:一人利用か二人利用か、子どもの年齢で税や料金が変わる
- 部屋・ベッド:ダブル、ツイン、窓なし、共用浴室などの差を価格差と取り違える
- 朝食・付帯サービス:朝食なしの安いプランを同じ条件だと思ってしまう
- 税・サービス料・現地徴収:都市税やリゾートフィーが最後や現地で加わる
- 支払時期:今すぐ前払いか、後日決済か、現地払いか
- 決済通貨:円表示でも現地通貨で請求され、為替と海外事務手数料が加わることがある
- 変更・取消条件:「無料キャンセル」を期限なしと思い込み、期限後に全額払う
個人的には、同じ条件での差が2〜3%ほどなら、数百円を追うより無料キャンセル期限が長い方や、支払条件がわかりやすい方を選ぶのがおすすめです。
授業、試験、同行者の予定が動きやすい留学中は、変更できること自体に価値があります。
日程が完全に固まっていて差額が大きいなら、前払い・返金不可を選ぶのも合理的です。
2. 会員制度の違い
a. Booking.comのGenius
会員制度は割引率より対象範囲を見るのがポイントです。
Booking.comのGenius公式案内では、無料登録でLevel 1になり、対象の宿泊施設で10%割引を受けられます。
2年間に完了した予約が5件でLevel 2、15件でLevel 3になり、対象施設では割引率の拡大、無料朝食、客室アップグレードなどが加わります。
到達したレベルが下がらないので、週末旅行を何度もする交換留学生とは相性がいい仕組みです。
ただし、すべての宿がGeniusの対象ではなく、割引は税・手数料を除いた宿泊料金にかかります。
「Level 3だから常に最安」ではありません。
b. Trip.com Rewards
Trip.com Rewardsの公式案内によると、会員ランクは6段階で、無料登録でSilverから始まります。
Goldまでは一度上がったランクが下がらず、Platinum以上は維持条件がある仕組みです。
対象ホテルの会員価格やTrip Coinsがあり、Trip Coinsは前払い対象の商品の値引きに使えます。目安は100 Coinsで1米ドル相当です。
2026年9月確認時点では、基本ランクのホテル予約は100米ドル相当の支払いで50 Coinsです。
単純計算で約0.5%相当で、上位会員ほど増えます。
悪くはありませんが、現金価格が5%高いのに「コインが貯まるからTrip.com」と決めるほどの差ではありません。
コインを使えない商品もあり、付与率や価値は変わることがあるので、まず現金価格をそろえてからコインを足してください。
3. 支払い・キャンセル条件
「Booking.comは現地払い」「Trip.comは前払い」という覚え方は正確ではありません。
両社とも前払い、後日決済、現地払いのプランがあり、変更・返金の条件も宿と料金プランごとに変わります。
Booking.comの公式案内では、通常は宿泊施設がカードに請求し、Booking.comが決済する場合は確認書に書くと説明しています。キャンセル料も宿泊施設のポリシーしだいです。
Trip.comの利用規約も、オンライン前払いと利用時の支払いがあり、キャンセル・変更の条件は予約の途中で示されるとしています。
サイト名で支払条件を推測せず、決済画面で誰が・いつ・何通貨で請求するかを読んでください。
a. 円表示と円決済の違い
Booking.comは、宿の通貨と表示通貨が違うときに参考の換算額を出したり、独自の「自国通貨で支払う」選択肢を出したりすることがあります。
Trip.comも、オンライン前払いでは決済画面の金額を払う一方、別の通貨だとカード会社の換算レートや海外利用手数料が加わる可能性があると説明しています。
現地払いなら、予約日から支払日までの為替の変動も受けてしまいます。
できれば宿の現地通貨でも金額を見て、カード会社の海外事務手数料まで含めて比べてください。
海外決済の通貨換算と予備の支払手段は交換留学でWiseを使った実体験の記事でまとめています。
4. トラブル時の保証・サポート
a. Trip.comの客室保証
トラブル時の違いは価格差より大きいこともあります。
Trip.comはサービス保証にホテルの客室保証を明記しています。
確認済みの予約なのに宿が部屋を用意できない場合、同等以上の部屋や近くの同等のホテルを手配し、一定の範囲で差額を負担するという内容です。
繁忙期や深夜に着く日には、この差は小さくありません。
ただし、部屋がないとわかった時点で自分で別の宿を取り直さず、すぐTrip.comに連絡することが条件です。
到着時刻を守っていない、予約がまだ確認されていない、前払いが終わっていない、などで対象外になることもあります。
予約が「確認済み」になったか、支払いが終わったか、到着時刻が伝わっているかを確かめて、利用条件も保存しておいてください。
b. 航空券とホテルの取消保証
Trip.comには「Flight-Hotel Cancellation Guarantee」もあります。
同社で予約した航空便が避けられない理由で変わってチェックイン日に着けないとき、条件を満たせばホテルを無料で取り消せます。
航空券と宿を1つの旅行として管理したい人には、数%の価格差より意味のある特典です。
留学先へ渡る航空券をTrip.comで安く取る方法は航空券は何か月前に取るのがベストかで説明しています。
c. Booking.comのパートナー・オファー
Booking.comで安い部屋を見つけたら、「パートナー・オファー」の表示がないか見てください。
Booking.comの利用規約によると、宿から直接ではなく提携会社経由で出ているプランです。
原則として予約時払いで、変更不可、ほかの特典と併用不可、価格差保証の対象外です。
無料キャンセルの表示があれば期限内の取消はできますが、通常のプランと同じ感覚で選ばないほうがいいです。
d. 価格差保証とサポート窓口
予約後に別のサイトで安い料金を見つけた場合、両社とも価格差の案内はありますが、部屋、日程、人数、食事、取消条件などが同じである必要があります。
Booking.comは会員・クーポン価格やパートナー・オファーなどを対象外にしていて、Trip.comは個別審査で、認められたときの補償がTrip Coinsになることがあります。
保証をあてにするより、買う前に比較を終えるほうが簡単です。
両社とも24時間対応のサポート窓口を案内しています。
個人的には、深夜のチェックインや小さな宿に泊まるときは、到着時刻を宿にメッセージで伝えて返事を残しておくのがいちばん確実だと思います。
5. 口コミの読み方
口コミの点数は2社で横に並べて比べないほうが安全です。
同じホテルでも、Booking.comで8.6、Trip.comで9.0のように点数が違うことがあります。
ただ、投稿者の層、件数、時期、集計方法が違うので、「Trip.comの方が高評価」とは言えません。
Booking.comは予約・宿泊した利用者のレビューを基本に最近の投稿を重く扱い、Trip.comも確認済みのレビューと新しい宿泊体験を重視すると案内しています。
点数よりも、次の5つを見るほうが役に立ちます。
・直近6か月の低評価を読む
・自分が予約する部屋タイプの投稿を探す
・駅から夜に歩く道を地図で確認する
・騒音、空調、清潔さ、チェックイン対応など、くり返し出てくる不満を拾う
・翻訳文で意味があいまいなら原文も見る
6. 旅行タイプ別の使い分け
a. 試験日程が未定の週末旅行
個人的には、返金不可の最安プランより、無料キャンセル期限が長いプランを優先するのがおすすめです。
補講やグループワークが入るかもしれないなら、差額は変更できるための「保険料」と考えられます。
2社のうち、同じ部屋で取消期限が遅く、現地払いか後日決済を選べる方が有力です。
b. 日程が固まった短い旅行
返金不可でも困らないなら、前払いの会員価格まで含めて総額を比べます。
Booking.comのGeniusとTrip.comの会員価格を両方表示し、朝食と税をそろえて安い方を選べば十分です。
c. 航空便の欠航・変更が心配な旅行
Trip.comで航空券とホテルをまとめるなら、4のbの取消保証の対象になるかを確認してください。
別々に予約する場合は、航空便が変わってもホテルの通常の取消条件が残るので、到着日の前まで無料で取り消せるプランの価値が上がります。
d. 複数の都市を鉄道で回る旅行
宿を先に固めすぎると、安い鉄道の切符と日程が合わなかったりします。
周遊するなら、ヨーロッパ鉄道の早割・ユース運賃・鉄道パスを比較した記事も合わせて読むと、移動と宿を1つの予算で組みやすくなります。
7. 予約前10分の比較手順
予約の前にやることは次の10個です。
- 片方のサイトで、立地・評価・予算から候補を2〜3軒に絞る
- Booking.com、Trip.com、ホテル公式を別タブで開き、すべてログインする
- 宿泊日、人数、部屋、ベッド、朝食を同じ条件にする
- 無料キャンセルの期限を、宿泊地の現地時刻で確認する
- 税・現地徴収額を含む最終支払額まで進む
- 支払日、請求元、決済通貨、カード手数料を確認する
- 今すぐ使う割引だけを引き、将来のポイントは別に考える
- 差が小さければ、取消条件とトラブル時の連絡しやすさで決める
- 予約完了画面、取消条件、予約番号をスクリーンショットで保存する
- 深夜到着や特別な希望があれば、宿にメッセージを送って返事を残す
ホテル公式は、公式限定の朝食や会員特典、柔軟な変更条件が付くことがあるので、一度は見ておく価値があります。
ただ、小さな宿では予約画面が使いにくかったり、予約サイトの会員価格の方が安かったりもします。
この10分で、「現地で税金が加わった」「無料キャンセルの期限を過ぎていた」という失敗はかなり減らせるはずです。
まとめ
- 迷ったらTrip.comから探す。ただし、いつも勝つ一社はない
- 同じ宿・部屋・食事・取消条件・支払条件で、決済直前の総額を比べる
- 差が小さければ、取消期限の長さとトラブル時の対応で選ぶ
交換留学中は旅行の回数が増えるので、この比べ方を一度身につけておくと後の予約がかなり楽になります。
今日やることは次に泊まりたい宿を1軒決めて、2社とホテル公式で同じ条件にして最終画面の総額を並べてみることです。
Booking.comで最終総額を確認する
Trip.comで最終総額を確認する
参考にしたサイト: Booking.com「Genius」 / Booking.com「カスタマーサービス」 / Booking.com「利用規約」 / Trip.com「会員プログラム」 / Trip.com「サービス保証」 / Trip.com「利用規約」
会員制度・保証・利用規約の内容は2026年9月時点で確認しています。体験談は筆者個人のもので、同じ結果を保証するものではありません。料金や条件は宿・料金プラン・時期で変わるため、予約の前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。
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