【大学間交換留学の教科書編集部】
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交換留学が決まると、航空券は何か月前に取れば安いのか気になりますよね。
航空券がいちばん安くなる「出発の何か月前」は、データを出した会社によって違い、どの路線にも当てはまる正解はありません。
交換留学生が先に決めるのは時期より順番だと私は考えています。受入許可・ビザ・寮の入居日がそろってから買うのがおすすめです。
・日本のExpediaの予約データ(2024年12月〜2025年11月)では、国際線は出発31〜45日前の予約が180日以上前より平均で約32,800円安い
・Googleの米国発のデータ(5年分、2026年10月発表)では、国際線の最安は出発89日前で、安い時期は50〜133日前と幅が広い
・Trip.comで安く取るなら、許可を待つ間から価格アラートで値動きを見て、日付と乗り継ぎ便を広げて比べる
・帰国日が決まっていない人は、往復の値段より、あとで日付を変えられるかを先に見る
1. 何か月前が安いか
安い時期を公表している3社のデータを並べると、結論がそれぞれ違います。
どれも多くの路線をまとめた数字なので、自分が乗る路線の値段が同じ動きをするとは限りません。
a. 日本の予約データ
エクスペディア・ジャパンが2026年2月18日に出した発表は、Expedia.co.jpで2024年12月〜2025年11月に予約された航空券の平均価格をもとにしています。
国際線ではいちばん割高だった180日以上前の予約と比べて、出発の31〜45日前に予約すると平均で約32,800円安くなりました。
国際線全体をまとめた数字で、路線ごとの予約時期は出ていません。
b. 米国発の5年分のデータ
Googleが2026年10月5日に公開した記事では、Googleフライトの5年分のデータから、米国発の便がいつ最安になりやすいかを出しています。
国際線の最安は出発の89日前で、安い時期は50〜133日前と幅があり、その中で待っても平均の値下がりはほとんどないそうです。
ヨーロッパ行きも最安は90日前で、安い時期は49日以上前です。記事では、海外行きはできるだけ早く予約するよう勧めています。
米国発のデータなので、日本発の便にそのまま当てはまるとは限りません。
c. 日本の検索データ
KAYAKの日本版サイトの「旅行予約のベストタイミング 2020年版」は、2018年8月〜2019年9月のkayak.co.jpの検索をもとにしています。
長距離便の最安値が見つかるのは、平均で出発の119日前でした。
2018〜2019年の検索をもとにした古いデータなので、今の値段の動きも同じとは言えません。
3社が安いとした時期は、出発の31日前から133日前のあいだに分かれています。
「何日前に買えば必ず最安」と言える数字はない、と考えておくほうが安全です。
個人的には、交換留学なら最安の日を当てにいくより、早めに値段を見始めて、条件がそろった時点で買うのが現実的だと思っています。
2. 交換留学生が取る順番
交換留学の航空券は、受入許可、ビザ、寮の入居日と大学の到着案内がそろってから買います。
日本の大学に推薦された段階と、留学先から受入許可が出た段階は別で、推薦が決まった日にすぐビザを申請できるわけではありません。
米国国務省の交流訪問者ビザの案内は、ビザが出るまで最終的な旅行計画を立てたり航空券を買ったりしないよう書いています。
交流訪問者はプログラム開始日の30日より前に入国できず、学生ビザ(F)の新入生も授業開始日の30日より前には入国できません。
安いからと早い日の便を取ると、入国できない日に着く便になってしまうこともあります。
買うまでの流れは次のとおりです。
・受入許可書で、留学の期間と到着できる日を確かめる
・ビザの種類と、入国できるいちばん早い日を確かめる
・寮の入居日と、鍵を受け取れる時間を確かめる
・その日に着く便を選び、条件を比べて買う
値段を見るのは、許可を待つ間から始めて大丈夫です。
許可が出る前にやることと待つことは学内選考に通った後から受入許可までの手続き、ビザの申請時期は交換留学のビザはいつ申請するかで説明しています。
保険や通信も含めた出発までの順番は、出発90日前からの準備チェックリストにまとめました。
3. 往復と片道の選び方
往復か片道かは、帰国日がどれくらい決まっているかで選びます。
1学期の留学と1年の留学では、同じ往復でも気にする点が変わります。
a. 帰国日が決まっている場合
帰国日がほぼ決まっているなら、往復と、片道を2枚に分けた場合の両方を、同じ日付で検索して総額を比べます。
往復の運賃には最長滞在日数が決まっているものがあります。たとえばANAの日本–ヨーロッパの普通運賃(Full Flex)の運賃規則では、最長滞在日数は12か月です。
1年の留学では試験の日程や寮の退去日まで入れて、帰国日がこの上限の中に入るか確かめてください。
b. 帰国日が決まらない場合
帰国日が決まらないまま往復を買うと、あとで日付を変えるときに手数料や差額がかかることがあります。
ANAの案内も、変更できるかどうかは運賃ごとの規則によるとし、変更の際に手数料がかかる場合があるとしています。
こういう人には行きだけを片道で買って帰りは日程が決まってから取るか、日付を変えやすい運賃を選ぶか、という選び方があります。
Trip.comの航空券ページによると、対象の航空券なら予約するときに「TripFlex・楽々キャンセル&変更」を追加でき、一定の条件を満たす変更・キャンセルの費用が補償の対象になります。
あとから付けることはできず、追加できるのは予約するときだけです。
片道で入国するときに帰りの航空券を見せる必要があるかは、ビザの条件と受入大学の案内で確かめてください。
4. Trip.comで安く取る方法
個人的には、安く済ませたいならTrip.comで取る方法を考えるのがいいと思っています。
私はBooking.comとTrip.comをどちらも使ってきました。宿の比べ方はBooking.comとTrip.comの比較にまとめています。
Trip.comでは複数の航空会社を組み合わせた乗り継ぎ便も検索できます。
Trip.comの航空券ページで使える、安くするための方法は次の5つです。
a. 価格アラート
Trip.comの「価格アラート」は、路線と日程を登録しておくと、値段が動いたときにアプリかメールで知らせてくれる無料の機能です。
Trip.comの案内では航空券の検索欄のすぐ下にあるボタンから、出発地、行き先、日付、片道か往復か、座席のクラスを入れ、目安の値段をスライダーで決めます。
通知が来ても、その値段で買えるとは限らないと別の案内に書かれているので、届いたら早めに画面を確かめると安心です。
受入許可を待っている間にアラートを付けておけば、許可が出た日に「今の値段は高いのか安いのか」を判断しやすくなります。
Googleフライトにも「料金のチェック」があり、運賃が大きく動いたときにメールで知らせてくれます。同じ路線を両方に入れておくと、値段を見比べやすいです。
b. 日付を前後にずらす
Trip.comの案内によると、検索欄の日付の横にある「Flexible Dates」を開くと、その路線の前後1〜2週間の最安運賃をカレンダーで見られます。
交換留学なら、到着できる日から入寮日までの数日の中で、いちばん安い日を探す使い方ができます。
ただ、入国できる日より前や、鍵を受け取れない時間に着く便は、安くても選ばないでください。
c. 乗り継ぎ便と別切り
Trip.comの日本語の案内にも、国際線や長距離路線では乗り継ぎ便まで広げると直行便より安い航空券が見つかる場合があると書かれています。
同じ案内で、料金だけでなく、総移動時間や乗り継ぎ時間、到着時刻も比べるよう勧めています。
気をつけたいのは、航空券が別々に発券される乗り継ぎ、いわゆる別切りです。
Trip.comのSelf-Transfer Packageの保証の説明では、このパッケージは発券の提携がない別々の航空会社の便を組み合わせたもので、予約後は便ごとに別の予約として発券されます。
乗り継ぎの空港で入国して荷物を受け取り、もう一度チェックインが要ることがあり、乗り継ぐ国のビザや書類も自分で用意する必要があります。
このパッケージには便の変更・欠航・遅れのときに、代わりの便や払い戻しを用意する保証があります。受けるには、Trip.comに電話、チャット、メールのどれかで連絡する必要があります。
自分で別々に買った2枚の航空券がどう扱われるかは、この保証の説明には書かれていません。
スーツケースを預けて渡航する日に別切りを選ぶなら、乗り継ぎ時間の中に入国と荷物の受け取りまで入るかを先に確かめてください。
d. アプリ・クーポン・Trip Coins
Trip.comのアプリにはアプリ限定の割引があると案内されています。
Webで見つけた便もアプリで同じ条件を開いて値段を比べ、支払いの前にクーポンやプロモーションコードを入れる欄を見ておくのがおすすめです。
Trip Coinsは航空券ならSilver会員で100米ドル相当の支払いごとに20 Coinsたまり、100 Coinsで約1米ドル分を前払いの予約に使えます。
有効期限は付与から18か月で、使えない種類の予約もあります。Trip.com以外の窓口で変更・取り消しした航空券には、Coinsは付きません。
航空券の値段の差に比べると小さいので、まず支払い総額で比べ、Coinsは最後に引ける分として考えてみてください。
Trip.comの案内では、航空券には予約後に値下がりしたときの価格保証の正式な制度はなく、最安値の保証が使えるのは対象のホテルだけです。
一方で、支払いが確定した予約の値段があとから変わらないことは保証されています。
買ったあとに安くなっても差額は戻らない前提で、買う日を決めておくと安心です。
e. 支払い通貨
Trip.comの利用規約では、オンラインで前払いするときは支払い画面に出た金額を払うとしています。
ただ、カードの通貨と違う通貨で払うと、カード会社が別の換算レートを使うことがあると書かれています。
円で払うか外貨で払うかで最後の請求額が変わることがあるので、カードの海外事務手数料も含めて比べるのがおすすめです。
5. 安さより大事な条件
交換留学の渡航は荷物が多く、日程も大学の都合で動きます。
値段が近い便で迷ったら、次の4つを見て決めてみてください。
a. 変更と払い戻し
同じ航空会社の同じ路線でも、運賃の種類によって変更や払い戻しの条件が違います。
ANAの払い戻しの案内では、運賃に取消手数料が決まっていればその額を差し引き、予約を変えたあとに払い戻すときは、変更した中でいちばん厳しい運賃規則が使われるとしています。
個人的には、ビザの結果を待っているときや試験の日程が出る前に買うなら、値段が少し高くても変更できる運賃を選ぶのがおすすめです。
b. 預け荷物と学生運賃
預けられる荷物の個数と重さは、航空会社と運賃で違います。
Trip.comの利用規約も手荷物の情報はできる範囲で示すものの、詳しくは航空会社のサイトで確かめるよう書いています。
1年分の荷物を持っていくなら、予約画面の荷物の欄と航空会社のサイトの両方を見てください。
荷物が多い人は、航空会社の学生運賃も比べてみてください。2026年10月29日に日本語のページで確かめた例です。
・キャセイパシフィック航空は学生証や入学許可書などがあれば年齢を問わず、プロモーションコード「JPSTUDENT」で最大10%割引になる。運賃によって預け荷物が増え、北米行きで23kgの荷物が1個増える例が載っている。変更手数料は運賃によって1回か無制限まで免除されるが、運賃の差額はかかる場合がある。出発は2026年4月1日〜2027年11月25日、提供は2026年12月1日まで
・シンガポール航空はKrisFlyerに入って学生の認証を受けると、エコノミーで米国・カナダ行きは3個(各23kg)、ほかの行き先は40kgまで預けられる。初回の予約変更は手数料がかからず、学生の認証は毎年受け直す
どちらも日本発の便が対象になるかと最新の条件は、予約の前に公式ページで確かめてください。
c. 到着する時間
着く時間は寮の鍵を受け取れる時間に合わせます。
夜に着いて窓口が閉まっていたら、その日は別に宿を取ることになってしまいます。
深夜着の便は安く見えても、宿代と空港からの移動まで足して比べるのがおすすめです。
d. 買う場所と窓口
航空会社の公式サイトで買うか、Trip.comのような旅行会社のサイトで買うかで、あとで連絡する先が変わります。
Trip.comで買った航空券の変更・取り消しは、Trip.comのアカウントの予約詳細から申し込むか、Trip.comに連絡します。航空会社の都合で便が変わったときは、基本的にその航空会社の条件が使われます。
ANAも旅行会社で買った航空券の払い戻しは買った旅行会社で受け付けるとしていて、ANAで買った航空券の変更や払い戻しはANAの電話窓口や市内・空港のカウンターで案内しています。
値段の差が小さいなら、窓口が1つで済む公式サイトを選ぶのも一つの考え方です。
6. 買う前の確認
□ 名前のつづりがパスポートと同じ
□ 到着日が入国できる日と寮の入居日の範囲に入っている
□ 帰国日が運賃の最長滞在日数の中に入っている
□ 預け荷物の個数と重さを航空会社のサイトでも確かめた
□ 乗り継ぎの国でビザや入国の手続きが要るか確かめた
□ 変更・払い戻しの条件と、連絡する窓口を保存した
□ 支払う通貨と、カードの手数料を確かめた
名前のつづりには特に気をつけてください。
Trip.comの利用規約では、予約で入れた身分証の情報(国籍を含む)が身分証と合わずに利用できなかった場合、Trip.comは責任を負わないとしています。
予約が終わったら、予約番号、運賃規則、手荷物の条件の画面を保存しておくと、窓口に問い合わせるときに話が早いです。
まとめ
- 安い時期は出典で違い、日本のExpediaのデータでは国際線は出発31〜45日前、Googleの米国発のデータでは89日前が最安だった
- 交換留学生は受入許可・ビザ・寮の入居日がそろってから買い、値段はその前から価格アラートで見ておく
- Trip.comで安く取るなら日付と乗り継ぎ便を広げて比べ、別切り・荷物・変更の条件まで見て決める
今日やることはTrip.comで行き先と到着できる日を入れて、価格アラートを1つ付けることです。
参考にしたサイト: エクスペディア・ジャパン「2026年の旅行節約術」(2026年2月18日) / Google「Ready, set, jet: Trends and tips for 2026 holiday travel」(2026年10月5日) / KAYAK「旅行予約のベストタイミング 2020年版」 / 米国国務省「Exchange Visitor Visa」 / 米国国務省「Student Visa」 / Trip.com「航空券」 / Trip.com「How to Set Price Alert and Save on Cheap Flights」 / Trip.com「How to set up flight price alerts」 / Trip.com「How to Use the Trip.com App to Find Flight Deals」 / Trip.com「Trip.com Rewards」 / Trip.com「Price Match」 / Trip.com「Service Guarantee」 / Trip.com「Self-Transfer Package Guarantee」 / Trip.com「Terms and Conditions」 / ANA「国際線 払い戻し」 / ANA「国際線 予約変更」 / ANA「国際線 運賃規則(ヨーロッパ・ロシア)」 / Googleフライト ヘルプ「フライトの料金をチェックする」 / キャセイパシフィック航空「グローバル学生運賃」 / シンガポール航空「学生特典」
確認日:2026年10月29日。料金や条件は変わることがあるので、予約前に各社の最新の案内を確認してください。Trip.comを勧める部分と、交換留学での航空券の選び方は筆者個人の見解です。体験談は筆者個人のもので、同じ結果を保証するものではありません。
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