【大学間交換留学の教科書編集部】
交換留学を考える大学生のための、大学や留学エージェントから独立した情報サイトです。
全国の旧帝大で交換留学や海外大学院留学を経験したメンバーが、自分たちの経験と公式情報をもとに運営しています。
ES、WEBテスト、面接のうち、いちばん力を入れるべきなのは面接です。
スペックが高くても、ESが立派でも、面接で落ちたら終わりです。
内定は面接で決まると思って、準備の時間を配分してください。
ただ、ESとWEBテストを軽く見ていいわけではありません。
2つとも、面接に進むための入口だからです。
この記事では、まず3つの選考がそれぞれ何を決めるのかを整理します。
そのあとで、ESの止めどき、WEBテストの対策、面接に時間を回す方法を順に説明します。
1. 3つの選考が決めること
就活の選考は多くの会社でES、WEBテスト、面接の順に進みます。
それぞれが決めていることは違います。
・ES:この学生に会ってみたいか
・WEBテスト:基礎的な力が一定の水準にあるか
・面接:この学生と一緒に働きたいか
ESとWEBテストは、面接に進めるかどうかを決める段階です。
一方で、内定を出すかどうかを決めるのは面接です。
面接は一次、二次、最終と何回もあり、そのたびに違う社員があなたを見ます。
準備の時間を面接にいちばん多く使うのは、そのためです。
2. ESは型が決まったら直し続けない
ESは、型が決まったらいつまでも直し続けないでください。
ESを完璧にしようとして何週間も直していると、そのぶん面接の準備が遅れます。
残りの細かい直しは面接の準備と並行して進めれば十分です。
a. ガクチカの型
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、次の順に書くと型になります。
1. 概要:何に取り組んだか
2. 当初の状況:どんな課題に気づいたか
3. 原因:なぜその課題が起きていたか
4. 実行したこと:自分が何をしたか
5. 結果:何が変わったか
この型で1本書ければ、ほかの会社のESにも字数を調整して使えます。
交換留学の経験で書くときの例は、交換留学のガクチカの記事で紹介しています。
b. 会社ごとに変えるのは志望動機
ガクチカは使い回せますが、志望動機は会社ごとに書き直します。
同じ業界の会社でも、稼ぎ方や求める人がまったく違うからです。
有価証券報告書の数字や、OB・OG訪問で聞いた業務の話を1つずつ入れると、その会社でしか書けない志望動機になります。
調べ方は業界研究とOB・OG訪問の記事で説明しています。
c. 添削は2〜3人まで
ESの添削を何人にも頼むと、人によって言うことが違い、かえって迷います。
添削を頼むのは、志望する業界から内定をもらった先輩を中心に2〜3人までにしてください。
ネットで公開されている通過したESを読むときは、参考程度にとどめます。
最近は、AIで作った文章がまじっていることもあるからです。
3. WEBテストは早めに問題集を1冊
WEBテストで落ちるのが、いちばんもったいない落ち方です。
面接まで進めば話を聞いてもらえるのに、その手前で終わってしまうからです。
しかもWEBテストは、対策した時間がそのまま点数に出ます。
a. 実施している会社の多さ
キャリタスリサーチの企業調査(2025年10月)では、性格などをみる適性検査を選考に使っている会社は、従業員1,000人以上で85.2%でした。
基礎学力などをみる能力試験も、1,000人以上の会社の55.0%が使っています。
大手を受けるなら、ほぼ必ずどこかで受けることになります。
b. 主な種類
WEBテストにはいくつか種類があり、会社によって使うものが違います。
・SPI:もっとも多くの会社が使っている。言語と非言語の基礎問題が中心
・玉手箱:SPIの次に多い。問題数が多く、1問にかけられる時間が短い
・TG-WEB:問題の傾向が独特で、難しめ
志望する会社でどの種類が出たかは、先輩に聞けば分かります。
SPIのテストセンター方式なら、一度受けた結果をほかの会社に送れる場合もあります。
c. 対策は1冊を2周
対策は志望する会社でよく出る種類の問題集を1冊選び、最後まで2周してください。
何冊も手を広げるより、同じ1冊を2周するほうが点は上がります。
1周目で解けなかった問題に印をつけ、2周目はそこだけ解き直します。
合格の基準は会社ごとに違って公表されていませんが、就活サイトでは6〜7割以上の正答率が目安とされています。
時期は、選考が始まる前の、時間のある時期に終わらせておくのがおすすめです。
選考が始まると、ESの締切と面接の日程が重なって、WEBテストの勉強に時間を取れなくなります。
4. 面接の準備に時間を回す
ESとWEBテストの準備が終わったら、残りの時間は面接に回します。
a. 面接で見られること
面接官の多くは、人事部の社員ではなく、ふだんは別の仕事をしている現場の社員です。
採用の専門家ではないので、話の内容と同じくらい、話しやすさや印象で判断する人もいます。
面接で落ち続けるときは、話の中身より、聞かれたことにまっすぐ答えられていないことが原因になっていることが多いです。
直し方は面接で落ち続ける原因の記事で説明しています。
b. 練習の仕方
面接の練習はまず自分を録画して見返し、そのあとでAIに面接官の役をさせて深掘りしてもらうのが早いです。
想定質問の答えを文章で暗記するのはおすすめしません。
少し違う角度から聞かれた瞬間に、言葉が止まってしまうからです。
練習の手順は面接練習の記事にまとめています。
5. 時間の配分の目安
最後に、準備の時間をどう配分するかの目安です。
個人的には、就活の準備に使う時間のうち、半分以上を面接に使うのがおすすめです。
・ES:ガクチカの型を1本作るまで。あとは会社ごとの志望動機だけ
・WEBテスト:問題集1冊を2周するまで
・面接:残りの時間を全部
ESとWEBテストには「ここまでやれば十分」という終わりがあります。
一方で、面接には終わりがありません。
練習するほど、答え方も印象も良くなっていきます。
まとめ
まとめると、
・内定を決めるのは面接。準備の時間はいちばん多く面接に使う
・ESはガクチカの型が決まったら直し続けず、会社ごとに変えるのは志望動機
・WEBテストで落ちるのがいちばんもったいない。問題集1冊を早めに2周する
・面接の練習は、録画とAIでの深掘りから始める
今日できる最初の一歩はガクチカを「概要・当初の状況・原因・実行したこと・結果」の5つに分けて、1行ずつ書き出してみることです。
参考にしたサイト: キャリタス就活「就活シーンにおける筆記・Webテスト」(キャリタスリサーチ 2025年10月調査) / キャリタス就活「WEBテストの合格ライン」 / キャリタス就活「TG-WEBの対策ガイド」
最終確認:2026年10月30日。WEBテストの種類や合格の基準は会社によって異なり、公表されていません。
「お気に入り」追加済みの記事


