【大学間交換留学の教科書編集部】
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IELTSが6.0前後から伸びないと、次の問題集に手を伸ばしたくなりますよね。
そんなときは、次の問題集を買う前に、自分がどの壁に当たっているかを見分けるのが先だと思っています。
勉強量が足りないのではなく直す場所がずれていることがよくあります。
私はLIBERTY English Academyで学びながらIELTS対策を進め、IELTS 7.5を取得しました。
その中で、ある段階からは「次の問題集」より、止まっている原因を分けることが必要になると強く感じました。
もちろん、LIBERTYに通えば誰でも同じスコアになるわけではありません。独学で十分に伸ばせる人もいます。
1. 技能別の失点パターン
見ておきたいのはOverallではなく技能別の「失点の形」です。
伸びないからといって、すぐに勉強量を倍にしなくても大丈夫です。
まずは直近2回の成績を並べて、どの技能がどう止まっているかを確認してみましょう。
よくある形は次の5つです。
・Reading・Listeningも6.0未満:語彙、文の構造、処理の速さを疑う。難問より、精読・音読・復習に戻る
・Reading・Listeningは7.0前後で、Writingだけ5.5〜6.0:問いへの答え方、構成、文法の使い方を疑う。答案を4つの評価基準に分けて添削する
・Speakingが本番ごとにぶれる:その場で組み立てる力、緊張、練習方法を疑う。録音して、内容・流暢さ・文法を別々に振り返る
・4技能がそろって6.0前後:試験の形式より、英語全体の土台を疑う。ばらばらの知識を一度整理し直す
・模試では取れるのに本番だけ低い:時間配分、環境、再現性を疑う。本番と同じ順番・制限時間で通して解く
Overallは4技能の平均なので、Writingが0.5上がっても、丸め方によっては表示が変わらないことがあります。
「総合点が同じだった」で終わらせず、技能別に何が変わり、何が残ったかを見るのが先です。
目標のスコアで狙える留学先は次の記事でスコア帯ごとにまとめています。
2. 問題演習の限界と評価基準
問題演習を増やすだけでは、実は止まりやすいんです。
ReadingとListeningは、正答数がそのままスコアになるので、間違えた設問を減らせば上がります。
一方、WritingとSpeakingは「意味が通じたか」だけでは決まりません。
IELTS公式によると、Writingは課題への対応、文章の一貫性とつながり、語彙、文法の幅と正確さの4つで評価され、重みはどれも同じです。
Speakingも、流暢さと一貫性、語彙、文法の幅と正確さ、発音の4つが同じ重みで見られます。
模範解答の言い回しを覚えても、問いに正面から答えていなければWritingは上がりません。
難しい単語を増やしても、文が崩れれば文法の基準で点を落とします。
問題数を増やす前に、直近の答案や録音を「内容」「構成」「語彙」「文法」「時間」の5つに分けてみてください。次の1週間で直すのは、そのうち1つか2つで大丈夫です。
3. IELTS 6.0前後の4つの壁
a. 英文処理の精度
解き方は知っているのに、英文を正確に処理できない状態です。
設問の種類や時間配分はわかっているのに、Readingで主語と動詞を取り違える。
Listeningでは知っている単語なのに、文になると聞き落とす。
この状態で難しい問題を解き続けると、間違えた原因がかえって見えにくくなってしまいます。
一度、正答数ではなく1文単位に戻ってみましょう。
英文の骨格を取り、音源とスクリプトを照らし合わせて、なぜその意味になるのかを自分で説明できるか確かめます。
基礎に戻るのは後退ではなくあいまいな部分を見つける作業です。
単語が足りないと感じる人向けに、スコアメイクに使える単語帳Distinctionの話も書いています。
b. テンプレート頼みのWriting
テンプレートの外に出るとWritingが崩れる、という壁です。
導入、理由2つ、結論という型を覚えること自体は役に立ちます。
ただ、問いが少し変わっただけで同じ主張を当てはめているなら、型が考えを狭める枠になってしまっています。
Writing Task 2では問いの主な部分に答え、立場をはっきりさせ、考えを展開して支えられているかも評価の対象です。
書き始める前に「何を聞かれているか」「自分は何と答えるか」「その理由をどの例で支えるか」を、日本語でいいので1分で言えるか確かめてみてください。
c. 背伸びした表現と文法ミス
難しい表現を増やすほど、文法の誤りも増えます。
6.5や7.0を意識すると、複雑な構文や見慣れない単語を使いたくなりますよね。
ただ、背伸びした1文が途中で崩れて、だれが何をしたのかわからなくなるなら逆効果です。
短い文だけでは限界がありますが、最初から長くする必要はありません。
短い主張を正確に書き、理由や条件を1つ足し、最後に2文の関係を整える。この順番で広げると崩れにくいです。
個人的には、幅を増やす前に、自分で制御できる範囲を知るほうが先だと思っています。
d. 添削の活かし方
赤字の答案を読んで納得するだけでは、次の本番で同じ誤りが出ます。
添削のあとにやることは次の4つです。
- 指摘を「冠詞」「語順」「問いへの答え」「例の弱さ」などに分ける
- 何度も出る誤りを3つだけ残す
- 48時間以内に、修正文を見ずに同じ答案を書き直す
- 1週間後、別の題材で同じ3点だけ確認する
確かめたいのは添削の量ではなく指摘が次の答案に出ているかです。
4. 試験対策と英語の土台の違い
試験対策と英語の土台は分けて考えたほうが整理しやすいです。
問題形式、時間配分、Task 1の概要、Task 2の論点整理、Speakingの進み方を知らずに本番に行くのはもったいないです。
ただ、試験対策だけでは埋まらない部分もあります。
試験対策で直しやすいのは、次のようなことです。
・設問形式を知らない
・時間配分が決まっていない
・Task 1・2の要件を外す
・Speakingの進み方に慣れていない
英語の土台から見直したいのは、次のような状態です。
・長文で文の骨格を見失う
・知識はあるのに、自分で文を作れない
・話す・書くたびに、同じ文法で崩れる
・聞く・読む・話す・書くが別々の勉強になっている
個人的には、この2つを混ぜたまま勉強すると迷いやすいと思っています。
公式問題で試験の型を確認しつつ、同じ誤りが何度も出るところは英語そのものに戻る。どちらか一方に寄せ切る必要はありません。
中学英文法から怪しいと感じるなら、IELTSの問題集に進む前に、次のやり直し方から始めるのが早いです。
5. LIBERTYの特徴と受講の感想
LIBERTYは英語の土台を組み直したいときの選択肢です。
IELTSコースは問題タイプ別の小技を増やすより、独自の「Grammar Table」で英語の構造を整理してから、Academic Speaking/Writingで話す・書くにつなげる作りです。
公式サイトの説明ではFoundationで全体像をつかみ、Grammar Tableのクラスで理解を深め、Academic Speaking/Writingで立論・表現・語彙を使う流れになっています。
通学、ライブ配信、アーカイブを組み合わせられるので、東京以外からでも受講できます。
私が実際に学んでよかったのは、文法の項目を1つずつ増やすより、散らばっていた知識を同じ見方で整理できたことでした。
ReadingでもWritingでも同じ英語の仕組みを見る感覚ができると、「次に何を暗記すればいいのか」と迷う時間が減ります。
ただし、授業を聞くだけで7.5になったわけではありません。
復習をして、実際に問題を解き、自分で話し、書く時間は必要でした。
Grammar Tableの考え方が合うかどうかにも個人差があります。公式サイトの実績は魅力的ですが、他の人の短期達成を、そのまま自分の予定に当てはめないほうがいいです。
個人的には、LIBERTYは「IELTSの裏技を教わる場所」というより、何年も学んだ英語が断片のままになっている人が、試験の先でも使う土台を組み直す場所に近いと感じています。
必要なのが答案の添削だけなら、もっと小さなサービスで足りることもあります。
6. 料金と必要な学習時間
料金と必要な時間は申し込む前に計算しておくと安心です。
2026年9月14日に公式サイトで確認した、グループレッスンの料金は次のとおりです(税込)。
・ショート:24回(各90分)336,000円、入会金を含めた総額391,000円
・ベーシック:48回(各90分)576,000円、入会金を含めた総額631,000円
・アドバンス:72回(各90分)792,000円、入会金を含めた総額847,000円
受講料には教材費55,000円が含まれ、別に入会金55,000円がかかります。分割払いには、カード会社の手数料がかかることがあります。
公式サイトは目標達成までの平均を4.5〜6か月、平均の自習時間を1日1.5時間と案内しています。
全員に当てはまる数字ではありませんが、「週に授業に出るだけ」のサービスではないのは確かです。
大学生は、受講料のほかにIELTSの受験料、留学の準備費、渡航後の生活費もかかりますよね。
分割後の月額を払えるかではなく支払総額と毎日の学習時間を両方確保できるかで考えるのがおすすめです。
a. 検討しやすい人
・IELTS 5.5〜6.5前後で、同じ誤りをくり返している
・Writing・Speakingだけでなく英語全体を整理し直したい
・交換留学や海外の大学・大学院の締切と目標点が決まっている
・授業の外で復習と演習の時間を取れる
・オンラインでも、同じ授業をくり返し見直せるほうが合う
b. まだ申し込まなくていい人
・IELTSの公式問題を一度も解いておらず、今の位置がわからない
・必要なスコアや応募の締切が決まっていない
・弱点が発音、添削、時間管理など1つに絞れている
・独学でも毎週答案を書き直し、改善を追える
・受講料が留学費や生活費を大きく圧迫する
7. 無料カウンセリングで聞く6つのこと
無料カウンセリングに行くなら、「自分にもできますか」とだけ聞くのはもったいないです。
次の6つをメモして持ち帰ると、独学やほかのスクールとも比べやすくなります。
- 直近の技能別スコアから見て、どこがいちばんのボトルネックか
- なぜ、その回数とプランが必要なのか
- 目標日まで、週何回の授業と1日何分の自習が必要か
- Grammar TableからAcademic Speaking/Writingに、いつ移る想定か
- 添削、質問、欠席したときの振替、アーカイブ視聴はどこまで含まれるか
- 成果保証、延長、休会、解約、返金の条件は何か
保証スコアは今の英語力と受講回数で決まり、保証には条件があります。目標点と保証点が同じとは限らないので、条件は書面でも確認してください。
その場で決める必要はありません。「今の壁に、この学び方と総額が合うか」を一晩置いて考えて大丈夫です。
8. 迷ったときの2週間プラン
迷うなら、2週間だけ原因を絞る勉強をしてみるのがおすすめです。
塾に行くか決めきれないなら、教材を増やさずに、次の流れを試してみてください。
- 1日目:直近2回の技能別スコアと、点を落とした感覚を書き出す
- 2〜4日目:Writingを1題、時間無制限で書き、内容・構成・語彙・文法に分けて見直す
- 5〜7日目:よく出る文法ミスを3つ選び、短い例文を自分で作る
- 8〜10日目:同じ題材を1分で話して録音し、途中で崩れた文だけ言い直す
- 11〜13日目:別の問題で、3つのミスが減ったか確認する
- 14日目:自力で原因と改善を追えるか、だれかの支援が必要かを決める
手応えがあれば、独学を続けて大丈夫です。
同じ場所で止まる、何を直せばいいかわからない、復習が回らない。そうなってから英語塾の相談を使うと、聞きたいことがかなりはっきりします。
留学まで3か月ほどなら、IELTSのスコアメイクと、現地で話す準備は分けて考えるのがおすすめです。
私もIELTSは7.5ありましたが、現地で困ったのは、話そうとした瞬間に頭が真っ白になることでした。
毎日声に出す練習の道具としてAI英会話アプリのSpeakが合うかどうかは、Speakを450日使ったレビューに書いています。
出発前のスピーキング計画は次の記事で整理しています。
まとめ
- Overallではなく技能別の失点の形を見る
- 問題集を増やす前に、4つの壁のどれに当たっているかを分ける
- 自力で原因を追えるなら独学、知識がばらばらのままならLIBERTYのように英語の構造から組み直す方法もある
私にとってIELTS 7.5は、問題の解き方だけでなく英語を見る土台を作り直した先にありました。
今日やることは直近2回の技能別スコアを並べて、いちばん低い技能で何を落としているかを1行で書くことです。
まだTOEFLとIELTSのどちらを受けるか決めていないなら、志望校と締切から試験を選ぶのが先です。
参考にしたサイト: IELTS「IELTS scoring in detail」 / IELTS「Writing test preparation resources」 / IELTS「Writing Key Assessment Criteria」 / LIBERTY English Academy「IELTS対策コース」
料金・コース・保証・受講方法は2026年9月14日時点で確認しています。最新情報と自分に適用される条件は、申込前に公式サイト・カウンセリングで確認してください。体験談は筆者個人のもので、同じ結果を保証するものではありません。受講や特定の学習法によるスコア上昇を保証する記事ではありません。
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