TOEFLとIELTS、交換留学ではどちらを選ぶ?5分で決める判定フロー

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【大学間交換留学の教科書編集部】

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TOEFLとIELTS、どちらを受ければいいのか迷いますよね。
私は、TOEFLかIELTSかを「どちらが簡単か」で選ばないほうがいいと思っています。
特に理由がなければIELTSを選び、志望校がIELTSを受け付けないなどの理由があるときだけTOEFLにするのがおすすめです。
交換留学では所属大学の学内選考と留学先大学の出願要件を両方満たす必要があります。受けやすい試験でも、本命校が受理しなければ使えません。

決める順番は次の4つです。
・協定校一覧から候補を3〜10校出す
・片方の試験しか受理しない候補校があるか確認する
・締切までに何回受験できるか数える
・両方使えるなら基本はIELTSにして、公式サンプルで相性も確かめる

「そもそもTOEICだけで応募できるのか」を先に確かめたい人は、こちらから読んでみてください。

1. 5分でできるTOEFL・IELTS判定フロー

a. 候補校の書き出し

所属大学の協定校一覧から、行ってみたい学校を3〜10校書き出します。
1校に絞る必要はなく、「この範囲は残したい」という仮のリストで十分です。
作り方はTOEFLの勉強前に協定校リストを作る方法にまとめています。

b. 受理される試験の確認

候補に「TOEFLのみ」「IELTSのみ」の学校があり、そこを残したいなら、その試験でほぼ決まりです。
見るのは大学全体の一般入学要件ではなく自分の大学から参加する交換留学プログラムの最新要件です。
同じ大学でも学部や授業の言語、取る科目で条件が違うことがあります。大学名と点数だけでなく、対象学部、出典URL、確認日も一緒にメモしておくと安心です。

c. 締切までの受験回数

学内応募の締切から逆算して、1回目の本番、弱点の修正、2回目、予備日を置いてみてください。
予約、受験、結果の確認、大学への公式スコア送付まで含めて数えます。結果が画面に出る日と、正式に大学へ届く日は同じとは限りません。
受験料、近くの会場、予約できる日、スコアの有効期限、大学が求める提出方法もこの時点で確認します。

個人的には、試験の難しさより、再受験できる余白があるかどうかで結果が変わると思っています。
1回目を締切直前にすると、体調を崩したり目標に届かなかったりしたときに立て直せません。
1回目は「本番での現在地を知る日」と考えておくと、気持ちにも余裕が出ます!

d. 公式サンプルでの相性確認

両方使えるなら、特に理由がなければIELTSにします。
そのうえで、両方の公式サンプルを同じ週に解いてみてください。
ネットの「TOEFLは○○な人向け」「IELTSのほうが簡単」といった一般論や、友人が受ける試験に合わせても、自分がどこで点を落とすかはわかりません。
4技能を全部解く必要はなく、問題文の読みやすさ、時間の圧迫感、スピーキングの話しやすさ、ライティングの打ちやすさをメモすれば足ります。
得意・不得意の印象だけで最初に決めるのはおすすめしません。早い段階なら、候補校を残せる範囲で試験を変えることもできます。

2. 両方使えるときの3つの判断軸

両方の試験が使える場合も基本はIELTSですが、1のcで数えた受験回数に加えて、次の3つは見ておきます。

a. 残る候補校の数

本命、現実的な候補、安全な候補を、どれも残せるほうを選びます。
学内選考には派遣枠があり、基準を満たしても第一希望に行けるとは限りません。
片方を選ぶと候補が1校だけになるなら、形式の相性が少しよくても慎重に考えたほうがいいと思います。
一番高い要件だけを見ていると、勉強時間の配分も読み違えてしまいます。
個人的には、迷ったらIELTSから始めるのがおすすめです。

b. 4技能の弱点

TOEFL iBTもIELTS Academicも、読む・聞く・話す・書くを測ります。ただ、設問の構成、話し方、文章の扱い方は同じではありません。
総合点の条件に加えて、留学先が各技能の最低点を決めているかも確認してください。
スピーキングで落としそうなら、試験対策とは別に毎日声に出す時間を作っておくと安心です。練習の組み立て方は留学3か月前のスピーキング勉強計画で説明しています。

c. 当日の受験環境

パソコンでの入力、周りの音、スピーキングの進め方、試験時間など、集中を乱すものは人によって違います。
公式情報で今の方式を確認し、できれば本番に近い環境で一度練習してみてください。
試験方式は変わるので、古い体験談だけに頼らないほうが安全です。

3. 交換留学から見たTOEFLとIELTSの違い

交換留学で見るところは次の4点です。
・主な用途:TOEFL iBTは大学等で使う英語力、IELTS Academicは高等教育に必要な英語力を、どちらも4技能で測る
・最初に確認すること:TOEFLは2026年の新しい1〜6尺度を大学がどう表記しているか。IELTSは希望地域の受験方式・日程と、大学の受理条件
・交換留学での注意:TOEFLは旧0〜120表記の要項や記事と混同しない。IELTSは大学全体ではなく交換留学・学部別の条件を見る
・決め手:特に理由がなければIELTS。候補校を残せるか、締切まで再受験できるかも確かめる

「IELTS 6.0ならTOEFL何点」といった換算表は便利ですが、合否を保証するものではありません。
私は、大学が公式に受理する試験と最低条件を、そのまま使うのがいいと考えています。
IELTSのスコアごとにどんな協定校を狙えるかは、IELTS 5.0〜7.0でどこまで狙えるかで92ルートを数えています。

英検準1級を先に取るか迷っている人は、交換留学・大学受験・今の実力の確認のどれに使うかで判断するのがおすすめです。

4. 2026年の尺度と受験方式の変更

2026年は古い点数表と受験方式に注意が必要です。
TOEFL iBTは2026年1月21日から、スコアレポートが1〜6の尺度(0.5刻み)になりました。
ETSは、2年間の移行期間は比較のため0〜120尺度の総合点も併記すると案内しています。
古い記事や大学の資料に「80点」「100点」とあっても、今の募集でどちらの表示を使うかを確認してください。大学側の表記の更新には時間差があるので、今年度の公式要項を優先すれば大丈夫です!

IELTSは2026年半ばから原則としてコンピューターでの受験に移行すると発表されています。
導入の時期は国・地域ごとに違い、一部ではライティングを紙で受ける選択肢も案内されています。
「IELTSなら紙で受けられる」と決めつけず、受験地の最新情報を見ておきましょう。

まとめ

  • 「どちらが簡単か」では選ばず、特に理由がなければIELTSにする。本命校がTOEFLしか受理しないなら、TOEFLで決まり
  • 両方使えるなら、締切までの受験回数、残る候補校の数、公式サンプルの相性も確かめる。迷ったらIELTSにする
  • TOEFLの新しい尺度とIELTSの受験方式は、今年度の公式情報で確認する

試験を決めたら、次は点数を上げる段階です。
私はLIBERTY English AcademyでIELTS対策をして、7.5を取りました。6.0前後で止まっている人はIELTS 6.0から伸びない人へを読んでみてください。
文法から不安がある人は、中学英文法のやり直し方から始めるのが早いです。
GPAや応募時期も含めて逆算したい人は、高校1年から大学2年までの交換留学ロードマップも参考になると思います。

今日やることは協定校一覧から候補校を3校以上出して、TOEFL・IELTSの受理状況と各技能の条件を書き出すことです。


参考にしたサイト: ETS「Understanding Your TOEFL iBT Scores」 / ETS「TOEFL iBT Test Content」 / IELTS「IELTS Academic Test」 / IELTS「Updates to IELTS test delivery」 / 早稲田大学「2026年春出発 留学プログラム募集要項」 / 早稲田大学「留学プログラムリスト」

制度・試験情報は2026年9月5日時点で確認しています。体験談は筆者個人のもので、同じ結果を保証するものではありません。出願時は必ず所属大学・留学先・試験実施団体の最新情報をご確認ください。