AI面接・録画面接の対策|HireVue・SHaiNなどツールの調べ方と、録画型・対話型の準備

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【大学間交換留学の教科書編集部】

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AI面接や録画面接の対策は、まず「その会社がどのツールを使っているか」を調べるところから始めてください。
ツールによって、質問の出し方も、評価に使う情報も違うからです。
そのうえで準備することは、人の面接とほとんど変わりません。
結論から話し、具体的な事実と数字で答え、エピソードを何本か用意しておくことです。

この記事ではAI面接の2つの種類と主なツールを先に整理します。
そのあとで、ツールの調べ方、種類ごとの対策、受ける前の環境の準備を順に説明します。

1. AI面接は録画型と対話型の2種類

AI面接を受ける学生はもう珍しくありません。
連合の「就職差別に関する調査2026」では、15〜29歳で最近3年以内に採用試験を受けた人のうち、20.6%がAI面接を受けたことがあると答えています。

AI面接には、大きく分けて録画型と対話型の2種類があります。

a. 録画型

録画型は画面に出る質問に、自分で録画して答える形式です。
相手はいないので、決められた時間の中で一方的に話します。
代表的なツールはHireVue(ハイアービュー)です。

録画型には、AIが評価するものと、録画を人があとで見て評価するものがあります。
どちらも受ける側のすることは同じで、カメラに向かって決められた時間で答えます。

b. 対話型

対話型は、AIが面接官の役をして、答えに合わせて質問を重ねてくる形式です。
人の面接に近く、1つの答えから「それはなぜですか」「具体的には」と深掘りされます。
代表的なツールには、SHaiN(シャイン)などがあります。
SHaiNはスマホやタブレットで24時間いつでも受けられ、AIが決められた項目について質問を重ねていく仕組みです。

2. どのツールかを調べる

AI面接の案内が来たら、最初にどのツールを使うのかを調べてください。
ツールが分かれば、質問の形式や時間、評価に使われる情報の見当がつきます。

a. 調べ方

ツールは次の3つの方法でだいたい分かります。
・案内メールに書かれたURLや、受検画面のロゴを見る
・会社名と「AI面接」「録画面接」で検索し、選考体験記を読む
・同じ選考を受けた先輩に聞く

案内に「スマホで受検」「24時間いつでも」と書いてあれば対話型、「質問ごとに回答時間が決まっている」と書いてあれば録画型のことが多いです。

b. 評価に使われる情報を確かめる

ツールによって、何を評価に使うかが違います。
たとえばHireVueは顔の表情や映像を回答の評価に使わず、話した内容を中心に評価する方針を公表しています。
JCBの事例(経団連の事例集)では、HireVueが録画での発言内容をもとに、主体性や状況への適応力、学ぶ意欲などを5段階で判定すると紹介されています。
AIの結果は参考で、合否は最終的に人事担当者が決めているとも書かれています。

一方で、話し方や表情を分析の対象に含むツールもあります。
評価の対象はツールごとに違うので、受ける前に公式の説明を一度読んでおくと安心です。

3. 録画型の対策

録画型は、相手の反応がない中で、決められた時間で話し切る形式です。

a. 結論から話す

録画型では、途中で面接官が質問を足してくれません。
最初の1文で質問に答え、そのあとに理由と具体的な事実を足す順番で話してください。
たとえば「学生時代に力を入れたことは何ですか」なら、「交換留学先のグループ課題で、議論を進める役を担ったことです」と先に言い切ってから、場面を説明します。

b. 時間の配分を練習する

回答時間は質問ごとに決まっていることが多く、時間が来ると録画が止まります。
1分なら1分、2分なら2分で話し切る練習を、スマホのタイマーを使ってしておいてください。
撮り直しができるかどうかは、ツールや会社の設定で違います。
撮り直しができない前提で準備しておくと、本番で慌てません。

c. カメラを見て話す

録画型では画面に映る自分の顔ではなく、カメラのレンズを見て話します。
カメラを目の高さに置き、上半身が映る位置に座ってください。

4. 対話型の対策

対話型は、答えに合わせて深掘りが続くので、録画型より準備の量が必要です。

a. エピソードを何本か用意する

1つのエピソードだけでは、深掘りが続くうちに話が尽きてしまいます。
ガクチカ、困難を乗り越えた経験、チームで動いた経験など、違う場面のエピソードを何本か用意しておいてください。
それぞれ「何人のチームで、何をして、どう変わったか」を、数字や固有名詞まで言えるようにしておきます。

b. 「なぜ」に答える練習をする

対話型では「なぜそうしたのですか」「ほかの方法は考えましたか」と、理由を何度も聞かれます。
この練習にはChatGPTなどのAIに面接官の役をさせて、「なぜ」を繰り返してもらうのが早いです。
練習の手順と指示の例は面接練習の記事で紹介しています。

c. 暗記した文章で答えない

AIが相手でも、暗記した文章を読み上げるのはおすすめしません。
深掘りの質問は事前に全部は予想できないので、覚えた文章から外れた瞬間に答えが止まってしまいます。
覚えるのは話したい事実と数字だけにして、言い回しはその場で作ってください。

5. 受ける前の環境の準備

AI面接は自宅で受けることが多いので、環境の準備も結果に関わります。
受ける前に、次の5つを確かめておいてください。
・通信:途中で切れないように、安定した回線を使う
・音:周りの音が入らない静かな部屋を選ぶ
・明るさ:顔が暗くならないように、正面から光が当たる位置に座る
・通知:スマホやパソコンの通知を切っておく
・時間:受検の締切だけでなく、ゆとりを持って受けられる時間を決める

留学中に受ける人は日本時間と現地時間の両方で締切を確かめてください。
締切が日本時間の深夜だと、現地では昼間のこともあります。

6. 人の面接と同じところ

AI面接は特別な試験に見えますが、準備の中身は人の面接とほとんど同じです。
聞かれたことに1文目で答える、ESと食い違うことを話さない、具体的な事実で話す、の3つが基本になります。
AI面接を通過すると、次は人の面接になることが多いので、AI面接で話した内容は記録しておいてください。
企業は面接の内容を次の面接官に引き継いでいることが多く、前の選考と話がずれると違和感を持たれるからです。

人の面接で落ち続けるときの原因と直し方は、面接で落ち続ける原因の記事で説明しています。

まとめ

まとめると、
・AI面接は、録画で答える録画型と、AIが深掘りしてくる対話型の2種類
・案内が来たら、まずどのツールかを調べ、評価に使われる情報を公式の説明で確かめる
・録画型は結論から話し、時間内に話し切る練習をする
・対話型はエピソードを何本か用意し、「なぜ」に答える練習をする
・通信・音・明るさ・通知・時間の5つを受ける前に確かめる

今日できる最初の一歩は受ける予定の会社名と「AI面接」で検索して、どのツールが使われているかを調べることです。


参考にしたサイト: 連合「就職差別に関する調査2026」 / 経団連「JCBの事例(HireVueによる録画面接の導入)」 / AIsmiley「AI面接とは」 / 内閣官房 資料「対話型AI面接サービス SHaiN」(タレントアンドアセスメント)

最終確認:2026年10月30日。AI面接のツールと評価の方法は、会社とサービスによって異なり、変わることがあります。受検前に案内と公式の説明を確認してください。