交換留学中の就活は何から始める?帰国時期別スケジュール【2028卒対応】

交換留学中の就活は何から始める?帰国時期別スケジュール・2028卒対応

【大学間交換留学の教科書編集部】

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交換留学中の就活は、何から始めればいいのか迷いますよね。
私は自己分析からではなく「卒業予定年月・帰国予定日・受けたい企業の締切」を1枚にするところから始めるのをすすめています。
そのうえで、帰国前に締め切る選考だけ海外から進め、帰国後でも受けられる企業は急いで詰め込まないのが基本だと考えています。

選考は、次の3つに分けて考えてみてください。
・今やる:帰国前に締め切り、志望度が高く、海外から受けられる企業
・準備だけする:募集はまだ先だが、書類・テスト・企業研究が必要な企業
・帰国後に回す:帰国後にも応募枠があり、留学中に受ける理由が薄い企業

この記事は2028年3月卒業予定の交換留学生向けに、2026年9月時点の公式情報で作っています。
卒業時期や学年別の考え方など全体像は交換留学と就活の完全ガイドに、まだ出発前の人向けの準備は交換留学前に就活で終わらせておく6つにまとめています。

1. 2028卒の就活日程

2027年度に卒業・修了する人(主に2028年3月卒業予定)について、政府が企業に要請している日程は次のとおりです。
・広報活動の開始:2027年3月1日以降。説明会や採用情報が増える節目で、準備を始める日ではない
・採用選考の開始:2027年6月1日以降。面接などの原則で、企業や採用区分ごとの差を確認する
・正式な内定:2027年10月1日以降。内定式の目安で、内々定が出始める日ではない

一定の要件を満たす専門活用型インターンシップを経た学生は、6月より前に選考に進める例外もあります。
この日程は企業への要請なので、外資系、ベンチャー、一部の早期選考、仕事体験・インターン経由の接点、留学生向けイベントは別の日程で動くことがあります。
気にしたいのは「3月まで待てるか」ではなく受けたい企業の締切が帰国前か、帰国後かです。
前年の募集時期は目安として記録しておき、応募するかどうかは必ず2028卒向けの公式採用ページで決めてください。

a. 2026年9月から2027年夏までの流れ

・2026年9〜10月:秋冬の仕事体験、早い採用区分、イベントの事前応募 → 卒年と帰国日を確定し、候補企業を9社以内で管理する
・11〜12月:イベント、早期の面談・選考、秋学期の試験 → 授業と試験を先に入れ、受ける選考を絞る
・2027年1〜2月:春の募集予告、ES・テストの準備、早期選考 → 書類の0版、テスト環境、面接場所を整える
・3月:政府原則の広報開始 → 公式採用ページを見直し、書類を本番用に直す
・4〜5月:説明会、応募、面談・面接が重なりやすい → 帰国前に受ける選考と、帰国後に回す企業を分ける
・6月:政府原則の選考開始 → 対面が必須の日と帰国日を照らし合わせ、早めに企業に相談する
・7月以降:追加募集、帰国後採用、大学に届く求人、通年採用 → 企業名にこだわらず、いま応募できる入口を洗い出す

2. 帰国時期別スケジュール

まずは自分の帰国時期に当たるルートを選んでみてください。
同じ2028卒でも、2026年12月に帰る人と2027年7月に帰る人では、留学中に必要な就活の量が違います。
以下は2028年3月に卒業できることを大学で確認できている人の目安です。

a. 2026年10〜12月帰国

2026年内に帰るなら、2027年3月の広報開始まで時間があります。
留学中に応募を増やす必要はなく、卒業見込み、候補の業界、応募書類の基本情報を整えて、出たい秋冬の機会の締切だけ確認すれば足ります。
・帰国前:候補を3業界・各3社ほどに絞り、採用ページと前年の時期を記録する
・帰国後2週間:キャリア相談、ES添削、Webテストの基礎、語学試験の予定を入れる
・2027年1〜2月:志望度を見直し、3月以降に出せる書類に直す

私は早期選考に出ないことを「遅れ」と数えなくて大丈夫だと思っています。
行きたい企業に帰国後の入口があるなら、留学中は現地の勉強と経験を優先できます。

b. 2027年1〜3月帰国

1〜2月に帰るなら、3月の広報開始前に日本で準備を仕上げやすいです。
3月帰国は説明会や応募の開始と重なることがあるので、企業研究、学歴欄、自己PRの0版、Webテストの環境までは海外で整えておきたいところです。
・帰国1か月前:応募先を「帰国前に受ける/帰国後に受ける」に分ける
・帰国前週:面接を詰めず、試験・退寮・渡航の手続きを優先する
・帰国後3日以内:採用ページ、メール、大学の求人を確認し直す
・帰国後1〜2週間:留学中の事実を自己PRに足し、第三者に見てもらう

帰国しても、時差ぼけや引っ越しの疲れはすぐには抜けませんよね。
個人的には、帰国の翌日から面接を並べるより、数日の余白を先に取っておくのがおすすめです。提出ミスや体調を崩すのを防げます。

c. 2027年4〜6月帰国

4〜6月帰国は説明会・応募・面接と、留学先の期末が重なりやすいルートです。
帰国後に受けたい企業でも、応募の締切だけは帰国前ということがあります。
海外から書類を出し、一次面接まではオンライン、最終面接は帰国後に相談する、といった組み合わせができるかを企業ごとに確認してください。
・2026年中:応募条件と、海外から参加できるかを候補企業ごとに記録する
・2027年1〜2月:ES、Webテスト、面接の場所と機材を一度試す
・3月〜帰国:志望度が高く、帰国前に締め切る選考に集中する
・帰国後:対面の選考、帰国後採用、追加募集に移る

受けられる企業を全部受けるのではなく、期末2週間前は新しい応募を増やさない、深夜の面接は週1回まで、など上限を決めておくと安心です。
横浜国立大学が公開している交換留学生の体験談にも、時差のある選考と期末が重なり、睡眠や現地での活動を削った例があります。
オンライン選考でも、負担は小さくありません。

d. 2027年7月以降帰国

7月以降に帰る場合、春までに募集を終える企業もありますが、帰国後採用、追加募集、大学に届く求人、通年採用が残ることもあります。
「もう遅い」とひとまとめにせず、いま応募できる入口を探してみてください。
ただ、全部の企業に枠が残るわけではないので、志望企業がはっきりしているなら留学中の応募が必要です。
・帰国前:応募締切、対面が必須の日、卒業年月の条件を企業に確認する
・大学:キャリアセンターのWeb相談と大学の求人を使う
・探し方:会社名だけでなく職種、事業、勤務地、海外との関わり方に条件を分ける
・卒業:単位認定や卒論の日程に無理があるなら、教務と卒業予定年月を確認し直す

慶應義塾大学は、留学経験者向けのイベントが1年を通して開かれ、企業によっては帰国後の時期に特別な採用枠があり、夏以降も大学に求人が届くと案内しています。
帰国後の求人は一般の就活サイトだけでなく所属大学の窓口でも確認しておくと安心です。
卒業を1年延ばすか迷っている人向けに、単位・学費・応募資格の考え方を次の記事で説明しています。

3. 今日の90分で作るもの

就活を始めるのに、完成した自己分析や何十社ものエントリーは要りません。
今日の90分で作るのは次の4つです。

a. 0〜15分:日付の整理

□ 2028年3月に卒業できると、大学で確認できている
□ 留学先の最終試験日、課題の締切、退寮日を書いた
□ 帰国予定日と、日本で対面の予定を入れられる最短の日を書いた

卒業予定をまだ確認していないなら、就活サイトに登録するより先に教務に問い合わせてください。
交換留学の制度は国際担当、卒業要件は教務、採用情報はキャリアセンターが扱うことが多いので、1つの窓口だけで終わらせないほうが安全です。

b. 15〜40分:候補企業

興味のある3業界から3社ずつ、9社以内を仮に置きます。
ここで応募先を決め切る必要はなく、募集時期の幅を見るための見本です。
各社の2028卒ページ、応募開始、締切、選考方法、対面が必須か、問い合わせ先を記録しておくと安心です。
まとめサイトの締切は入口としては便利ですが、最後は企業の公式採用ページで確かめるのが確実です。海外から企業研究を進める方法は、次の記事にまとめています。

c. 40〜75分:管理表と応募書類の0版

管理表は企業名、応募URL、締切、日本時間、現地時間、選考方法、次にすることの7列で十分です。
色分けを増やすより、「次にすること」が空欄の企業をなくすほうが先だと思います。

応募書類には氏名、連絡先、学歴、卒業予定年月、留学期間、語学スコア、これまでの経験だけ入れます。
留学中の成果がまだなければ、空欄で構いません。授業、部活動、アルバイト、研究など、すでに終わった経験で0版は作れます。
「きっと成長する」と先回りして書かず、いまの事実だけで作っておくと、あとで書き直すときに楽です。

d. 75〜90分:今週やる1件の決定

次の5つから1つ選び、日時を決めてカレンダーに入れたら初日は終わりです!
・教務に卒業見込みを問い合わせる
・キャリアセンターのWeb相談を予約する
・志望度の高い1社の2028卒ページを確認する
・Webテストを受ける場所と通信を試す
・OB・OGに1通だけ依頼を送る

「自己分析を深める」のような終わりのない予定ではなく、終わったかどうかがはっきりわかる行動を選ぶのがおすすめです。

OB・OGに依頼を送るなら、「海外で働けますか」と広く聞くより、希望する職種の仕事内容、若手の配属、語学を使う頻度、海外の事業に関わるまでの道筋を聞いてみてください。
1回の面談で志望動機を完成させる必要はなく、公式情報だけではわからない点を1つ解消できれば十分だと思います。
聞く質問の例は交換留学生がOB・OG訪問で聞くべき質問15選にまとめています。

在籍する大学が対象で、利用地域などの条件を満たすなら、ビズリーチ・キャンパスもOB・OGを探す入口になります。
海外から使えるかは、渡航先や最新の規約で確認が必要です。
条件が合わないときは無理に使わず、大学の卒業生名簿、キャリアセンター、ゼミやサークルの先輩をたどってみてください。

4. 今受ける企業と帰国後に回す企業

海外から受けられるからといって、今受けたほうがいいとは限りません。
志望度、締切、勉強への負担を一緒に見て、次の3つに分けます。決められない企業は先に確認に回します。
・留学中に受ける:志望度が高い、帰国前に締め切る、あとの応募枠が確認できない、オンラインで参加できる、試験と重ならない
・準備だけ進める:募集開始前、応募条件が未発表、ESやテスト対策はほかと共通にできる、選考日がまだわからない
・帰国後に回す:帰国後にも応募できる、対面のほうがよい、志望度が低い、深夜の選考や試験とのぶつかりが大きい
・(決められないとき)企業に確認する:対面が必須の日、海外からの受検、卒業年月、帰国後の日程が書かれていない

a. 企業への日程の相談

面接の日程を相談するときは、交換留学中であること、授業・試験で出られない日時、日本時間で参加できる候補、帰国予定日を短く伝えるのがおすすめです。
「配慮してほしい」とだけ頼むより、候補日時を2〜3個出したほうが、企業も判断しやすいんです。
私は採用する側として面接をしたことがありますが、日程の調整でも、相手が何を判断しやすいかを考えて伝えるのが基本だと思っています。面接官の見方は面接は「採用する側」の視点で考えるに書いています。

日程の変更やオンラインでの実施が必ず認められるわけではありません。
難しいと言われたら、勉強を削って受けるかどうかの前に、その企業の志望度と、ほかの採用の機会を確かめてから決めるのがいいと思います。

5. 選考のない週の回し方

選考がない週まで、毎日就活サイトを見る必要はありません。
曜日か時間帯を決めて、90分で次の4つを一周するのがおすすめです。
・10分:9社とイベントの締切を確認し、変わった日と出典のURLを直す
・30分:企業を1社だけ調べ、事業・職種・気になる点を1行ずつ書く
・20分:留学中の出来事を1件、場面・判断・行動・結果で残す
・30分:ES、テスト、相談のどれかを進め、次の1件をカレンダーに入れる

試験2週間前や旅行中は締切を見るだけの10分に減らして大丈夫です。
提出の締切や面接がある週は、必要な時間を見積もって、授業と睡眠を先に確保しておきましょう。
個人的には、この強弱をつけるほうが、留学を就活だけで終わらせずに済むと思っています。
立教大学も、留学中に現地での行動と「なぜそうしたか」をメモし、Webのキャリア相談や卒業生への相談、Webテスト対策などをするよう案内しています。所属大学に同じような支援があるなら、時差に合う予約枠を確認してみてください。

a. 経験の記録

帰国してから思い出そうとすると、「英語力が伸びた」「多様な価値観を学んだ」のような、だれでも書ける言葉になってしまいがちです。
活動を就活のために選ぶ必要はありませんが、何かが動いた日に5分だけ、次の5つを残しておきましょう。
・場面:授業、グループ課題、寮、課外活動など、いつ何が起きたか
・制約:言語、時間、情報、人間関係など、何が難しかったか
・判断:どの選択肢を比べ、なぜその行動を選んだか
・行動:自分が実際にしたこと(チーム全体の行動とは分ける)
・結果:提出物、数字、相手の反応、失敗、次に変えたこと

うまくいかなかった判断も残してみてください。「一度失敗して、原因をこう考え、次はこう変えた」という流れは、本人の考え方がよく伝わります。
応募する職種に合わせた書き方は帰国後で大丈夫です。
メモをガクチカにする方法は交換留学のガクチカの書き方、帰国子女・海外ボランティアなど経験の種類別の伝え方は次の記事で説明しています。

6. オンライン面接・Webテストの6つの設定

  1. 予定名に日本時間と現地時間を並べて書く(例:「JST 17:00/現地9:00」)
  2. 夏時間の切り替えを確認する。国・地域で開始日が違うので、面接の週に計算し直す
  3. 締切の「23:59」が日本時間か現地時間か、公式の画面で確認する
  4. OS、ブラウザ、カメラ、本人確認、接続する地域の条件など、推奨環境と国外からの受検を確認する
  5. 寮の共用スペースだけに頼らず、大学の予約できる部屋やスマホの回線も候補にして、個室と予備の回線を用意する
  6. 選考の延長や通信トラブルに備えて、終わった直後に必修の授業を入れない

ヨーロッパや北米では、日本の夕方が現地の早朝や深夜になることがあります。
深夜の面接が続くと、翌日の授業だけでなく面接そのものの出来も落ちてしまいがちです。
個人的には、受ける企業を減らすのも、留学中の就活では立派なスケジュール管理だと思っています。

面接の場所は本番と同じ曜日・時間帯に一度試してみてください。
日中は静かな部屋でも、面接の時刻には清掃やルームメイトの帰宅が重なることがあります。
通信速度、照明、音、背景、入室URLを確かめ、つながらなかったときの企業の連絡先は、画面を閉じても見られるように控えておくと安心です。

7. 相談先とキャリアフォーラムの使い方

a. 所属大学のキャリアセンター

私は、最初の相談先は所属大学のキャリアセンターがいいと考えています。
キャリアセンターには大学宛ての求人、卒業生の情報、留学経験者向けのイベント、書類の添削、Web相談がそろっていることがあります。
民間のサービスを増やす前に、海外から使える機能と予約の方法を確かめておきたいところです。
卒業予定や単位は教務、採用情報はキャリアセンターと分けて聞くと、話が早く進みます。

b. キャリアフォーラム

CareerForum.Netのキャリアフォーラムは、日本語と英語を使う学生と企業が出会う入口の1つです。
ただ、対象の卒年、卒業時期、語学の条件、募集職種はイベントと企業ごとに違い、「交換留学生だから参加できる」「2028卒なら全社に応募できる」とは限りません。
事前応募、レジュメ選考、イベント前の面接がある企業もあるので、開催日より先に企業一覧と応募資格を見てください。

参加は必須ではありません。
移動費、宿泊費、授業・試験との重なりまで考えて、志望企業が参加するときに選ぶ入口と考えておけば十分だと思います。

8. 帰国後の最初の7日間

帰国してすぐは周りの内定数を調べるより、海外で作った情報を国内の就活につなぎ直すところから始めるのがおすすめです。

  1. 1日目:移動と生活を整え、大事なメールと締切だけ見る
  2. 2日目:卒業見込み、単位認定、必要な書類を教務に確認する
  3. 3日目:管理表の9社を「募集中・終了・未発表」に更新する
  4. 4日目:留学前のESに、事実がそろった経験を1件だけ足す
  5. 5日目:キャリア相談やES添削を受ける
  6. 6日目:企業を「すぐ応募・説明会・保留」に分ける
  7. 7日目:翌週の応募、面接、テストに時間を割り当てる

帰国した日に選考がゼロでも、準備までゼロとは限りません。
締切表、書類の0版、企業研究、経験のメモ、相談先がそろっていれば、帰国後の立ち上がりは速くなります。
そこから、応募数を必要な分だけ増やしていけば大丈夫です!

まとめ

  • 卒業予定年月・最終試験日・帰国日を確定し、候補企業は最大9社にする
  • 企業を「今やる・準備だけ・帰国後」に分け、帰国時期に合うルートで動く
  • 選考のない週は90分で回し、経験は事実のまま残す

今日やることは90分を確保して、卒業予定年月、帰国日、候補9社を書き出してみることです。

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参考にしたサイト: 内閣官房「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動に関する要請」 / 厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」 / 慶應義塾大学国際センター「留学した場合の就職活動について」 / 慶應義塾大学「留学予定・経験者の方へ」 / 立教大学「留学希望者・経験者」 / CareerForum.Net「Career Forum」 / 横浜国立大学「就活体験談」

採用日程、応募資格、選考方法、卒業要件、イベント日程は、企業・大学・年度によって異なります。応募時は、所属大学と各社・各主催者の最新公式情報をご確認ください。最終確認:2026年9月6日。体験談は筆者個人のもので、同じ結果を保証するものではありません。